シンガポール航空搭乗記
先日バリに旅行に行ってきました。その際、シンガポール航空を利用しましたのでその時の登場記を書きます。
■シンガポール行きの深夜便
今回は金曜日だけを休んでバリ2泊3日という弾丸気味な旅行のため、羽田の深夜便を利用しました。
羽田発の深夜便はこういう時に便利ですよね。現地で有効に時間が使えますので、週末に気軽に東南アジアに行けるようになりました。ただ、僕自身、シンガポールやタイなど深夜便を数回経験していますが、結構辛いです。全てANAでしたが、深夜便とはいえ、機内ではあまり寝られませんし、早朝に到着し、ホテルもチェックインできずに、出かけなければなりません。
今回は初めてのシンガポール航空を利用しました。スターアライアンスの制覇へはまだまだですが、これで1つ増えました。
羽田発のシンガポール深夜便は、シンガポール航空(SQ)、ANA(NH)、JAL(JL)と3つ飛んでいます。
SQ 22:55発5:00着 777-300
NH 23:55発6:15着 787-8
JL 00:05発6:15着 767-300
シンガポール航空は3つの中で一番早く出発し、そして一番大きな機材ですね。
木曜日の夜に仕事が終わり、家に帰って羽田に向かうとなると、22:55は結構ギリギリです。ANAとJALは1時間遅いため少し余裕があるのではないでしょうか。
■シンガポール航空のサービス
さて、初めて乗ったシンガポール航空ですが、サービスは総合的にはなかなか良かったと思います。
・機材
往路の777-300は、はっきり言ってボロくて狭い機材でした。羽田の深夜便はどこの航空会社もこんなものかな?と思いましたが、後から調べてみると、JALは新型767、ANAは787を投入していることを考えると、今後に期待です。
シンガポール-バリの往復のA330-300、それに、羽田への復路は777-300ERは新しいシートになっており、広めで楽でしたね。ユナイテッドのエコノミープラスぐらいあるのではないでしょうか。エンターテイメントは日本語対応ものが少ないですが、6時間程度のフライトであれば問題ないと思います。A380などは更に新しいシートになっているはずなので、もっと快適かもしれません。
こちらが新しいシート。
折り畳み式のテーブルは最近主流になって来ているんですかね?ただ、鏡があるのは初めてみました。
・食事
やることのない国際線の機内で、機内食は楽しみの一つですよね。東南アジアの深夜便の場合、ミールのタイミングは難しいと思います。乗る方としても、どのくらい機内で出るのかで、搭乗前にどの程度食べておけばよいのか考えておく必要もありますしね。
これまで乗った、ANA、タイ航空の深夜便の場合、搭乗後に飲みもの、到着前に軽い朝食でした。深夜に出発となると、夕飯も食べてきてますし、そのくらいで十分かもしれません。しかし、シンガポール航空は、夕食と朝食がでました。
夕食の魚です。
朝食のパンとマフィン(炭水化物が多すぎる・・・)
夕食の味はまぁよかったのではないでしょうか。
夕食の後はアイスが配られました。
シンガポール航空といえばシンガポールスリングが飲めるのが良いですね。ワインも美味しかったです。
・CA
さて、シンガポール航空というと、あのCAの制服や渦巻の髪型を思い浮かべる人も多いと思います。女性は全員スタイル抜群ですね。欧米系のがっちりした方は皆無でした。日本の便には数名日本人も乗っていましたが、やっぱりあの制服を着こなせるのは、濃い東南アジアの顔ですかね。
機内誌の中に、制服の色とポジションについて書いてありました。
男性も意外と多く、ネクタイの色で分かるようです。
■揺れて揺れて・・・忘れました?
全般的に良かったシンガポール航空の評価ですが、東京-シンガポール間は往復共にかなり揺れました。気象の影響なのでどうすることもできない部分もあるので、たまたまだったのかも知れません。シートベルトサインはかなり長く点いていて、ミールサービスも中断になったりもしました。
ここで一つ些細な事がありました。
復路で夕飯の際に、シンガポールスリングを頼みました。普通飲み物はワゴンの上にあり、その場でサーブされるのですが、シンガポールスリングは裏で作ってから持って来てくれます。(この点はとても素晴らしいサービスだと思います)なので、注文すると、後で持ってくるからちょっと待っててね、となるわけです。
座っていた席が後ろから2列目だったので、とりあえず最後までミールを配ってから作って持って来るつもりだったのでしょうが、シンガポールスリングが来る前に揺れが激しくなりシートベルトサインが点灯、CAさんたちも座ってしまいました。
悪いタイミングだったなと思いながらも、こればっかりは仕方ないので、とりあえず食事をしていました。その後、シートベルトサインは消えないものの、サービスは再開し、アイスを配りはじめました。
あれ・・・シンガポールスリング作ってくれないのかなぁ・・・
きっと、アイスを配った際に思い出してくれるのでは?という淡い期待を持ってきましたが、そんなことはなく、アイスも食べ終わってしまいました。
そうしているうちに、前の席の方から食事を下げはじめました。完全に忘れられている。
ということで、別のCAが(服の色が緑だったのでリーダーの方です)通りかかったので、シンガポールスリングをずーっと前に頼みましたがと英語で言うと、すぐに担当の日本人CAに伝えに言ってくれて、担当の人が持って来てくれました。
あー忘れてたなぁと思いながら受け取ろうとすると、揺れが激しくてシートベルトサインが点いていましたので、うんぬん、と、忘れていましたとも、謝罪もしないで説明をはじめたので、わかりましたとだけ言って下がってもらいました。
アイスを配ったり、食事下げてたんだからそれは言い訳で、忘れてただけだろう!と言いたくなりましたが、まぁそこは抑えておきました。
自分の間違いを認めて謝罪することは、決して恥ずかしい事ではなく、自分のためにもなると思います。
最後は少し?なところはありましたが、全般的には良い航空会社だと思いますし、次はA380で乗りたいなと思いました。